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私の研究の取り組み

 “ソフトウェアを如何に開発するべきか
 この問いに即座に答えることは難しい。しかし、これに応えようとする分野がソフトウェア工学である。これまで経験第一で作成されてきたソフトウェアをひとつの生産物と見なし、要求発生から保守までの全ての過程をコンピュータ支援させることで合理的に開発しようとするものである。一方、ソフトウェアとは、現実世界のシステムをコンピュータ内の仮想システムとして実現したものであり、プログラミング言語がその手段となっている。しかし、現在のプログラミング言語ではあらゆる現実世界を記述するには能力不足であると言える。より分かりやすく、より記述能力の高い記述言語を開発することで、ソフトウェア開発を合理的に支援することができ、実世界から仮想世界(コンピュータ世界)へのモデリングを正確なものとすることができるはずである。ソフトウェア記述言語モデル記述言語にこだわりを持ってソフトウェア工学に取り組んでいる。

研究テーマ
・ソフトウェア開発方法論に関する研究
・組込みシステム開発に関する研究
・ソフトウェア品質・メトリクスに関する研究
・システムモデリングおよびモデル記述言語に関する研究
・情報制御システムモデリングおよびモデル検証に関する研究
今年度の担当科目
・ソフトウェア実現 (学部2年後期・分担)
・ソフトウェア工学 I (学部3年前期)
・ソフトウェア開発演習 I (学部3年前期)
・ソフトウェア工学 II (学部3年後期)
・ソフトウェア開発演習 II (学部3年後期・分担)
・プロジェクトマネジメント論 (学部3年後期集中・分担)
・プロジェクトマネジメント演習 (学部3年後期集中・分担)
・インターンシップ (学部3年・世話教員)
・組込みソフトウェア工学 (修士課程1年前期)
・組込みシステム開発論 (修士課程1年前期)
・エンタープライズソフトウェア工学演習 (修士課程1年前期・分担)
・情報産業インターンシップ (修士課程1年・世話教員)
・ソフトウェア設計特論 (博士課程)
略歴
・名古屋工業大学大学院博士後期課程(電気情報工学専攻)修了 (H1. 3)
・名古屋工業大学電気情報工学科 助手 (H1.4)
・茨城大学工学部情報工学科 講師 (H2.10)
・茨城大学工学部情報工学科 助教授 (H14.10), 准教授(H19.4)
・茨城大学工学部情報工学科 教授 (H24.4)
学外活動
・電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会専門委員 (H13.5〜H20.5)
・電子情報通信学会英文論文誌D編集委員 (H14.5〜H18.5)
・組込みソフトウェアシンポジウム プログラム委員 (H16,H17)
・組込みシステムシンポジウム プログラム委員 (H18〜H25)
・組込みシステムシンポジウム ポスター展示委員長 (H19)
・組込みシステムシンポジウム プログラム副委員長 (H26)
・ISORC 2009 プログラム委員 (H20)
・SNPD 2012 プログラム委員 (H24)
・ソフトウェア工学の基礎ワークショップ プログラム委員 (H21〜H26)
・電子情報通信学会東京支部 評議員(支部長指名) (H23.5〜H25.5)
・高度IT人材育成システム開発事業 実施委員 (H15.6〜H16.3)
・産学協同実践的IT教育訓練支援事業 実施委員 (H16.9〜H17.3)
・製造中核人材育成事業 プログラム委員会委員 (H17.7〜H19.2)
・産学協同実践的IT教育基盤強化事業 実施委員 (H17.9〜H18.3)

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